第三回「輝け!人生レコード大賞」報告

ビールを飲み飲み高円寺を南下。ダメ人間への道をまた一歩強く踏み出す。ロング缶が空になるころ会場のmarbletronが見えてくる。中に入るとコジマさんのDJ中。まずは過去二回のレコ大で知り合った方々に挨拶。はじめましての方や見たことのある方におずおずと挨拶。酒を飲んでも挙動不審。

坂井さんは今回もUK中心。プロディジーやプライマルスクリームなど聞きながら体を揺らしていると懐かしいリズムとハイトーンボイスが。反則だ。笑い転げて呼吸困難になる。人生レコ大に帰ってきた実感が沸いてくる。

新高円寺ラモーンズの短くも激しい演奏のあとはイチカワさんのDJ。始まるやいなや卓の下に潜ってごそごそ。顔を出したのは一羽の白ウサギ。「せんぱいかわいー!」地鳴りのような歓声、大盛り上がり。着ぐるみのまま煙草を吸い酒を飲み踊りまくるイチカワさん。一挙手一投足にフロアが揺れる。キャラクターだけでなく選曲も好きだった。「諸行でムーチョ」で踊り、6曲目では曲名を聞きにDJ卓へ走り(「Groovin' for Mr.G / Richard Groove Holmes」でした。前回の「HEAVY HEAVY HEAVY / Gerald Pino」といい、よくよく自分はオルガンが好きだ)、8曲目では突然のアニソンとそれに伴うフロア内女子の斉唱に驚く。
♪そーおーよーおんなのっこのはーとーはー
ななな、なんでしたっけこれ。
帆瀬さん「マミだよマミ」 あーそうだ。さすがだ。

ムネカタさんは予想外の80s大会。「ドリフの早口言葉」に目が点になっていると「恋の呪文はスキトキメトキス」。ほぼ全員が「スキトキメトキス」部分を合唱。その後も「へいらっしゃい」「せーこんとろー(いままでのぼーくーはー)」「おっくせんまんおっくせんまん」など皆口々にサビを叫び踊る。どこからか聞こえた「超age進行!」との声に頷くと同時に、その単語が普通に飛び交う空間の濃密さを思う。

それからはアイス食べたりうさぎの頭部を被らせてもらったりソファで眠ったり階下のミニストップ発泡酒を持ちこんで友人とプチ宴会したり。戻ったらtagさんのラピュタトランス。どこから音源を見つけてくるんだろう。

すまQさん&IOさんのパフォーマンス。
IOさんが曲を掛ける→DJ卓の下ですまQさんがごそごそ動く→登場→熱狂と歓声
これの繰り返し。
例えば。
・「にゃんまげに飛びつこう」/すまQさん、にゃんまげのお面。会場中から飛びつかれる。
・「YUMEGIWA LAST BOY」/すまQさん、IOさんに大き目のヅラをかぶせて学ランを脱がす。下にはTシャツ。胸には「ペコ」の文字。ピンポンだ!手のラケットを振りながら皿を回すIOさん。
・「おこんないでねママ」/すまQさん、裸エプロンクイックルワイパーで壁といわず床といわず掃除。テーブルの酒類も片付ける。そして去る。
常に予想の斜め上を行くパフォーマンスに笑うことも忘れてただ呆然とする。

笑い疲れ踊り疲れてへろへろ。よしきさんの壮大なトラックに耳を傾けるうちに第三回人生レコード大賞終了。ラーメン屋で談笑して帰宅。


■感想など
・本当に楽しかったです。
・世話を焼いてくださった方々、ご好意に深く感謝します。
・帰り道の記憶が定かではありません。失礼なことをしていたらごめんなさい。
・オフ会ともクラブイベントとも違うこの空間。なんと説明しよう。
・途中から参加した友人曰く「大人の学芸会」なるほど。